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鈴木淳夫

Atsuo Suzuki

 鈴木淳夫は1977年愛知県生まれ。2001年静岡大学大学院教育学研究科修了。自身の作品を「彫る絵画(Carved Painting)」と名づけ、木のパネルの上に塗り重ねた絵具の層を彫刻刀で削り出して様々な図柄を描くという、彫漆に似た方法で制作を続けている。近年の個展「彫る絵画-三原色-」(TEZUKAYAMA GALLERY、大阪/AIN SOPH DISPATCH、名古屋、2019)では、基調とする色を赤・青・黄の3色に限定し、数種類の彫刻刀を使って彫ることで、それぞれが異なる印象を持つ作品群を発表。また、パネルの表面を削った際に出る木のチップや絵具片を用いた平面・立体作品も手がけており、同展では、削りかすを床にちりばめるなどインスタレーションの一部として構成した。現在は地元・豊橋市を拠点に活動。愛知を中心に個展を開催するほか、グループ展や国内外のアートフェアにも参加している。