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向山裕

Yutaka Mukoyama

 向山裕は1984年兵庫県出身。2004年大阪美術専門学校絵画専攻卒業。孵化したばかりの稚魚、ウナギ、たこ、海ほたるなどの海洋生物、鳥類や動物をモチーフとしした精緻な絵画を発表。緊張感をはらみながらもどこか愛着を感じさせる作品は、自然界とそのなかで息づく生命の循環、美しくも儚い現象の不可思議さへの関心に基づき、生物の入念な調査や飼育などの過程を経て制作される。近年は絵画のほか、イカの骨や米粒を樹脂で巨大なサイズにした立体作品なども手がけている。主な個展に、「捕食者・水たまり」(ギャルリー東京ユマニテ、2018)、「砂の原野・霊告Ⅱ」(高島屋日本橋店美術画廊Xほか、2015)、「MUKOYAMA Yutaka solo exhibition」(チャイギャラリー ヘイリ芸術村、韓国、2009)など。グループ展に、「ふくろうアート展」(伊勢丹新宿店アートギャラリー、東京、2018)、「縄文ALIVE」(新宿高島屋美術画廊、2016)などがある。