ARTISTS

ライアン・マッギンレー

Ryan McGinley

 ライアン・マッギンレーは1977年アメリカ・ニュージャージー州生まれ。パーソンズ・スクール・オブ・デザイン、グラフィックデザイン科卒業。2001年に友人やアーティスト仲間を撮影して収めた初作品集『The Kids Are Alright』で才能を見出され、03年ニューヨーク・ホイットニー美術館にて25歳という史上最年少で個展を開催。作品は、どこか危うさを持つ被写体の自由と若さの喜びがあふれ出す瞬間や、倦怠と感受性の情緒的深みを色鮮やかにとらえ、その時代を代弁する世界観が特徴。友人との大陸横断旅行を撮影した「Road trip」、洞窟や鍾乳洞の幻想的な空間をとらえた「Moonmilk」のシリーズなどを発表している。

 主な個展に、「The Kids Are Alright」(ホイットニー美術館、ニューヨーク、2003)、「New Photographs」(MOMA PS1、ニューヨーク、2004)、「Laboratorio 987: Entre Nosotros」(カスティーリャ・イ・レオン現代美術館、2005)、「Project Space」(クンストハレ・ウィーン、2006)、「Magic Magnifier」(Daelim Museum、ソウル、2013)、「ライアン・マッギンレー BODY LOUD!」(東京オペラシティ アートギャラリー、東京、2016)、「The Four Seasons」(ベルガモ近現代美術館、2016)など。