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渡辺豊

Yutaka Watanabe

 渡辺豊は1981年東京都生まれ。2007年武蔵野美術大学大学院造形研究科美術専攻油絵コース修了。パウル・クレーの作品に影響を受ける。主に無機物をモチーフとし、多層的な色面と有機的なフォルムが重なり合った、抽象と具象を行き来するような作品を描いてきた。最近作では人物を対象に名前・苗字をインターネットで検索し、その結果見つけたいくつかのイメージを組み合わせて多面的な肖像画を発表した。近年の個展に「Early works」(Maki Fine Arts、東京、2019)、「NAME」(Maki Fine Arts、東京、2018)。グループ展に、「シンコペーション:世紀の巨匠たちと現代アート」(ポーラ美術館、神奈川、2019)、「井上健司・鹿野震一郎・前川祐一郎・渡辺豊」(mine 東京造形大学10号館、2017)、「SLASH/04 飛ぶ次元 池崎拓也 渡辺豊」(island MEDIUM、東京、2011)、「第4回府中ビエンナーレ トゥルーカラーズ」(府中市美術館、東京、2008)などがある。