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小泉明郎

Meiro Koizumi

 小泉明郎は1976年群馬県生まれ、横浜市在住。国際基督教大学卒業後、ロンドンのチェルシー・カレッジ・オブ・アート・アンド・デザインで映像を学んだ。2005年よりオランダ・アムステルダムのライクスアカデミーに滞在し、2年間制作活動を行う。国と個人や、精神と身体の関係を探究し、演劇的な手法によって映像作品を生み出している。16年には天皇の肖像を扱った連作「空気》を制作したが、「MOTアニュアル2016 キセイノセイキ」展(東京都現代美術館)で出品不可となったことが話題を集めた。17年には国家主義を作家本人の個人史に引き寄せた映像作品《夢の儀礼─帝国は今日も歌う─》を発表。これまでの主な個展に「MAMプロジェクト 009:小泉明郎」(森美術館、東京、2009)、「Project Series 99: Meiro Koizumi」(ニューヨーク近代美術館、2013)、「帝国は今日も歌う」(VACANT、東京、2017)など。13年には日産アートアワード2013ファイナリストにノミネートされた。