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ジャスパー・ジョーンズ

Jasper Johns

 ジャスパー・ジョーンズは1930年アメリカ・ジョージア州生まれ。サウスカロライナ州立大学で美術を学ぶ。兵役を終え52年にニューヨークに移った後、54年にロバート・ラウシェンバーグと出会う。58年にニューヨークのレオ・キャステリ画廊で初個展を開催。そこで後の代表作となる、色彩を重ねた新聞紙のコラージュが蜜蝋で固められた《旗》(1954〜55)を発表し注目を浴びる。以降「標的」や「数字」など日常的な事物をモチーフにした絵画を制作。60年代には様々なオブジェを画面に貼りつけた作品を発表し、70年代には敷石のイメージや網目模様を用いた抽象作品を描く。64年にはロンドンのホワイトチャペル画廊で、77年にはホイットニー美術館で回顧展。80年代に入ると、人のシルエットなど新しいモチーフが登場し、自伝的要素の強い「四季」シリーズを発表。96年にニューヨーク近代美術館にて回顧展が行われた。88年に第43回ヴェネチア・ビエンナーレ金獅子賞などを受賞。