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鋤田正義

Masayoshi Sukita

 鋤田正義は1938年福岡県生まれ。日本写真専門学校卒業後、棚橋紫水に師事。広告代理店の大広、デルタモンドを経て70年にフリーランスとなる。69年のウッドストック・フェスティバルを知って以来サブカルチャーに興味を持ち、ロンドンやニューヨークの若者文化をカメラに収めてきた。72年には、T・レックスのマーク・ボランやデヴィッド・ボウイを撮影。とくにボウイと深い信頼関係を築き、アルバム『ヒーローズ』(1977)のカバーは代表作となった。日本では、YMOや忌野清志郎らをはじめ、数多くのミュージシャンを撮影し、広告・音楽・映画・ファッションなど多岐にわたって活動している。2009年、ブルックリン・ミュージアムで開催された写真展「Who shot Rock&Roll」に参加。12年、40年間撮り続けたデヴィッド・ボウイの写真を収録した写真集『BOWIE×SUKITA Speed of Life 生命の速度』(ジェネシス出版、イギリス)を刊行。18年にドキュメンタリー映画『SUKITA 刻まれたアーティストたちの一瞬』が公開された。近年の写真集に『SUKITA ETERNITY』(⽞光社、2021)、『時間〜TIME BOWIE×KYOTO×SUKITA 鋤田正義が撮るデヴィッド・ボウイと京都』(ワニブックス、2021)がある。