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ミズテツオ

Tetsuo Mizu

 ミズテツオ(MIZÙ)は1944年東京都生まれ。「国際信号旗」から着想を得た幾何学的な抽象絵画で知られる。その作品は、作家が生涯の師と決めたアメデオ・モディリアーニや、竹久夢二からの影響を感じさせる。武蔵野美術学園で学んだのち、92〜95年までパリに滞在。パリ滞在中の93年、サン=ジャン=ダンジェリの教会から依頼を受け、大作を制作した。以降、パリやロッテルダムほか海外や日本で個展を開催。98年、長野冬季オリンピックのフィギュアスケート会場「ホワイトリンク」エントランスホール正面に巨大陶壁画が設置され、99年には埼玉県戸田市戸田競艇場のための立体作品《男と女》を手がけた。近年の個展に、「MIZÙの於母影抄 part2」(画廊香月、東京、2014)、「MIZÙ の 於母陰抄」(同、2012)などがある。