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NEWS / HEADLINE - 2017.11.4

大野一雄を完全コピー!?
川口隆夫が「舞踏」を再解釈する
パフォーマンスの日本公演が開催

川口隆夫演出・出演の舞踊作品《大野一雄について》が札幌・神戸・さいたま・高知の4都市でツアー公演を開催中。公演に伴い彩の国さいたま芸術劇場ではアーカイブ展示、ワークショップ、アーカイブ映像の上映などのイベントを開催。

©Bozzo

 川口隆夫は1996年パフォーマンスグループ「ダムタイプ」に参加、2000年からは並行してソロ活動を始め、多くのパフォーマンス作品を発表するほか、96年から99年まで東京国際レズビアン&ゲイ映画祭のディレクターを務めるなど、多岐にわたる活動を行ってきた。近年は「舞踏」についてのパフォーマンス作品を制作している。

 「舞踏」は1959年土方巽の《禁色》から始まった舞踊表現であり、60〜70年代の前衛的な実験を経て、多くの歴史的作品を結実させた。さらにそれらの作品は欧米のダンス界にも衝撃を与え、いまや「Butoh」として世界中に広まっている。近年その「舞踏」のアーカイブ資料を出典とした創作が、現代舞踊振付家たちによって盛んに行われている。

©Bozzo

 今回上演される川口隆夫の《大野一雄について》は、明治から平成を生きた舞踏家大野一雄の作品を出典に制作された。しかしその方法論は、大野一雄の舞台映像を「完全コピー」するという特異なものとなっている。音響はビデオ収録音を使用し、衣装、照明も当時のオリジナルデザインを踏襲、観客の咳払いからビデオ収録の操作ミスまで再現する。「舞踏」への視点を切り開くとともに、振り付けとは何か、オリジナリティーとは何か、といった舞踊芸術の根本に議論を投げかける作品となっている。

 本作品は、2013年8月東京での初演から世界25都市以上でツアーを重ね、2016年9月のニューヨーク、ジャパン・ソサエティー公演では「ベッシー賞2017」のファイナリストにノミネートされた。今回は日本ツアーとして、札幌・神戸・さいたま・高知の4都市で公演を行っている。

©Bozzo

 なお本公演に伴い、彩の国さいたま芸術劇場では川口隆夫によるワークショップ、大野一雄アーカイヴ映像の上演といった関連イベントが行われるほか、「モダンダンスから舞踏へ」と題し、大野一雄の「舞踏」前夜となるモダンダンス作品《老人と海》のオープンリール音源デジタルリマスターや、ヘミングウェイへ宛てた書簡原稿などの初公開資料も含む特別アーカイブ展示が開催される。

information

ダンスアーカイヴプロジェクト作品4都市巡回 埼玉公演
川口隆夫『大野一雄について』

日時:2017年12月2日、3日 15:00開演
会場:彩の国さいたま芸術劇場 小ホール
住所:埼玉県さいたま市中央区上峰3−15−1
電話番号:0570-064-939(休館日を除く10:00〜19:00)
入場料:
(前売券)一般 3000円 / 25歳以下 2500円
(当日券)一般 3500円 / 25歳以下 3000円
 
札幌公演
日時:2017年10月27日 19:30開演
会場:ターミナルプラザことにパトス
 
神戸公演
日時:2017年11月18日 14:30開演
会場:神戸アートビレッジセンター
 
高知公演
日時:2017年12月9日 14:30開演
会場:高知県立美術館
 

event

関連企画

川口隆夫ボディ・スカルプチャー・ワークショップ「大野一雄について」制作過程から
日時:2017年11月3日、4日 14:00〜17:00
会場:彩の国さいたま芸術劇場(B2F)
参加料:二日間で6000円(本公演チケットをお持ちの方は5500円)
 
展示「モダンダンスから舞踏へ」
日時:2017年11月3日〜12月3日 9:00〜22:00(休館日除く)
会場:彩の国さいたま芸術劇場 ガレリア
入場料:無料
 
大野一雄アーカイブ映像上映
『O氏の肖像』(1969)
日時:2017年12月2日 13:00〜14:10
 
『ラ・アルヘンティーナ領』初演(1977)
日時:2017年12月3日 13:00〜14:10
会場:彩の国さいたま芸術劇場 映像ホール
入場料:無料。ただし、本公演チケット提示が必要。

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