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NEWS / HEADLINE - 2017.9.6

2017年度「国際交流基金賞」にグッゲンハイム美術館のアレクサンドラ・モンローら決まる

国際交流基金は1973年以降、日本と海外の相互理解促進に長年にわたり顕著な貢献のあった個人または団体に対し授与している「国際交流基金賞」の今年度受賞者を発表した。

アレクサンドラ・モンロー Photo by John Bigelow Taylor

 「国際交流基金賞」は、国際交流基金が1973年以来、学術や芸術などのさまざまな文化活動を通じて、日本と海外の相互理解促進に長年にわたり顕著な貢献のあった個人または団体を顕彰するもの。本年度の受賞者にはアレクサンドラ・モンロー(ソロモン・R・グッゲンハイム美術館アジア美術上級キュレーター/グローバル美術上級アドバイザー)、フレデリック・L・ショット(作家、翻訳家、通訳者)、アンドレイ・ベケシュ(リュブリャナ大学名誉教授(日本研究))の3名となった。

 美術分野で選出されたアレクサンドラ・モンローはアメリカ生まれ。77年に京都市の留学プログラムで同志社大学で学んだのち、82年には上智大学で日本語・日本文化学科文学士号を取得。アメリカに帰国後、ニューヨークのジャパン・ソサエティ・ギャラリーでキュレーターや館長などを経て、2004年にニューヨーク大学で日本の戦後美術と政治を対象とした研究論文で博士号を取得した経歴を持つ。06年より現職であるソロモン・R・グッゲンハイム美術館 アジア美術上級キュレーター。

 これまで手がけてきた展覧会は「草間彌生」回顧展(国際現代美術センター、1989)、「森山大道:Stray Dog」展(ジャパン・ソサイエティ、1999)、「Yes オノ・ヨーコ」展(ジャパン・ソサイエティ、2000)、村上隆企画「リトル・ボーイ:爆発する日本のサブカルチャー・アート」展(ジャパン・ソサイエティ、2005)、「具体:素晴らしい遊び場」展(グッゲンハイム美術館、2013)など多数で、アメリカにおいて日本美術を積極的に紹介する役割を担ってきた。また、09年にグッゲンハイム美術館で開催された「第三の心:アメリカ人アーティストが見つめたアジア、1860-1989」展は、全米人文科学基金から第1回長官特別賞を受賞している。

 今回の受賞について国際交流基金は「モンロー氏は長年にわたり革新的な展覧会を通じて国際相互理解の促進に貢献してきた。今後ますますの活躍を期待して国際交流基金賞を授与する」としている。

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