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NEWS / EXHIBITION - 2017.8.7

フランスの人間国宝が来日。15人の匠が東博の表慶館で競演

フランス版人間国宝、「メートル・ダール」の使命と美学を体感することができる展覧会「フランス人間国宝展」が、東京国立博物館表慶館で開催される。会期は9月12日〜11月26日。

クリスティアン・ボネの鼈甲細工・メガネ © Philippe Chancel

 1994年にフランスで策定された称号、「メートル・ダール(Maître d’Art)」は、日本の重要無形文化財保持者を基礎にした、「フランス版人間国宝」だ。熟練の技、ノウハウの希少性、工芸分野の革新への貢献を評価するもので、認定を受けた者はその技術を弟子に継承する使命を負う。

クリスティアン・ボネの鼈甲細工・メガネ © JYLSC
ミシェル・ウルトーの傘 © Greg GONZALEZ

 フランス国内の工芸分野においてもっとも権威あるこの称号の認定者は、2016年現在、124人となっている。本展では、メートル・ダール認定者を中心に、フランス芸術工芸世界を牽引する計15人の作家を招待。新作を含めた約230件を展示する。作家は以下の通り。

 ジャン・ジレル(陶器)、エマニュエル・バロワ(ガラス)、セルジュ・アモルソ(革細工)、クリスティアン・ボネ(鼈甲細工・メガネ)、ファニー・ブーシェ(銅板彫刻)、リゾン・ドゥ・コーヌ(麦わら象嵌細工)、ロラン・ダラスプ(金銀細工)、ジェラール・デカン(紋章彫刻)、ミシェル・ウルトー(雨傘・日傘)、シルヴァン・ル・グエン(扇)、ナタナエル・ル・ベール(真鍮細工)、ロラン・ノグ(エンボス加工)、フランソワ=グザヴィエ・リシャール(壁紙)、ピエトロ・セミネリ(折り布)、ネリー・ソニエ(羽根細工)。

フランソワ=グザヴィエ・リシャールの壁紙 © Philippe Chancel
ネリー・ソニエの羽根細工 © Philippe Chancel

 本展の監修・空間デザインを務めるのは、現在アルゼンチンのフランス大使館に在籍し、14年に21_21 DESIGN SIGHT(東京)でイッセイミヤケとのデザイン展を手がけたエレーヌ・ケルマシュテールと、エストニア国立博物館の設計に携わるなど、世界的に注目されている建築家のリナ・ゴットメ。さらに、ベタンクールシュエーラー財団とフランス国立工芸研究所という、権威ある2つの団体が本展を支援している。

 伝統を継承し革新していく作家たちが揃う本展は、暮らしのなかにある美に気づかせてくれると同時に、日仏の伝統工芸の世界をつなぐ第一歩となるだろう。

セルジュ・アモルソの革細工 © Philippe Chancel

information

フランス人間国宝展

会期:2017年9月12日~11月26日
会場:東京国立博物館 表慶館
住所:東京都台東区上野公園13-9
電話番号:03-5777-8600
開館時間:9:30~17:00(金土〜21:00)※例外あり。詳細はサイトを確認 ※入館は閉館の30分前まで
料金:一般 1400円 / 大学生 1000円 / 高校生 600円 / 中学生以下 無料
休館日:月(9月18日、10月9日は開館、9月19日は休館)

event

フォーラム
第1部「日仏両国における人間国宝」
第2部「建築の世界の伝統と革新」
日時:9月16日 第1部 15:00〜16:30 / 第2部 16:45〜18:15
会場:東京国立博物館 平成館 大講堂
※定員、申し込み方法、申し込み締切は展覧会公式サイトを確認
 
ドキュメンタリー上映&トークイベント
日時:9月17日 15:00〜16:30
会場:同上
※定員、申し込み方法、申し込み締切は展覧会公式サイトを確認
 
ワークショップ
こどものためのアトリエ
日時:
①9月16日 10:30〜12:00「ミニ傘デコレーション体験」
②9月16日 13:00〜14:30「麦わら象眼細工のコースターづくり体験」
③9月17日 10:30〜12:00「羽根細工の小鳥づくり体験」
④9月17日 13:00〜14:30「折り紙を使ったポップアップ扇子づくり体験」
講師:
①ミシェル・ウルトー(傘作家)
②リゾン・ドゥ・コーヌ(麦わら象嵌細工作家)
③ネリー・ソニエ(羽根細工作家)
④シルヴァン・ル・グエン(扇作家)
会場:東京国立博物館 平成館 地下 みどりのライオン
対象:小学4年生〜6年生とその保護者
※定員、申し込み方法、申し込み締切は展覧会公式サイトを確認
 

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