2017.6.19

藝大にゲーム学科誕生!? 仮想の学科でゲームの可能性を考える

「東京藝術大学ゲーム学科(仮)」展が、東京藝術大学大学美術館陳列館にて開催される。会期は7月21日〜30日。

「東京藝術大学ゲーム学科(仮)」展メインビジュアル  デザイン=小阪淳
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 文部科学省と科学技術振興機構が2013年度から開始した「革新的イノベーション創出プログラム」において、芸術と異分野の融合や連携により、豊かな社会の構築を目指す場所として選ばれた東京藝術大学COI拠点。この拠点と同大大学院映像研究科、スクウェア・エニックスが、「東京藝術大学にゲーム学科ができるとしたら」という想定のもと、仮想のゲーム学科を開校する。

山内祥太(ディレクター/東京藝術大学大学院映像研究科修了) ZONE EATER

 展覧会では、大学院映像研究科の修士学生と修了者が、スクウェア・エニックスで活躍するクリエイターとともに、自らのアニメーション作品の世界観をもとにゲームを展開。VRやiPadなど、さまざまな形態の作品を体験することができる。また、制作過程の公開や、南カリフォルニア大学の協力のもとでワークショップなども行われる。

小光(ディレクター/東京藝術大学大学院映像研究科修士課程) here AND there

 日常に深く入り込み、娯楽という枠組みをこえて、医療や教育の場面でも使用されることがあるゲーム。ゲームと芸術との間に境界はあるのか、ゲームとは何かについて、新たな切り口を提供する展示となっている。