2017.6.30

故郷を見つめ続ける。ミティ・ルアンクリタヤーとサラ・アブ アブダラの新作展がヒカリエで開催

東京で滞在制作を行っている2人のアーティスト、タイ出身のミティ・ルアンクリタヤーと、サウジアラビア出身のサラ・アブ アブダラが、渋谷ヒカリエ内の8/ ART GALLERY/ Tomio Koyama Galleryで展覧会を開催する。会期は7月1日〜17日。

Still from the study for new video work 2017 © Sarah Abu Abdallah, Courtesy of the artist
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 本展は、起業家による社会貢献団体バッカーズ・ファンデーションと、NPO法人アーツイニシアティヴトウキョウ[AIT/エイト]が共同で手がけるアーティスト・イン・レジデンスで東京に滞在している2人のアーティスト、タイ・バンコク出身のミティ・ルアンクリタヤーと、サウジアラビア・カティーフ出身のサラ・アブ アブダラによる展覧会。

 ともに出身地を拠点に活動を続けている2人。ルアンクリタヤーは、自身の周辺にみられる問題を軸に、都市の環境や人々の変化や進歩を、写真とテキストを中心とした手法で表現する。いっぽうサラは、映像やインスタレーション、詩などあらゆるメディアを用い、サウジアラビアの社会に内在する問題を浮き上がらせるような作品を制作している。

 本展では、写真やインスタレーションなど、日本未発表の作品を展示。東京滞在中のリサーチが反映された新作も発表される。

Imagining Flood 2011 Giclée print on archival paper © Miti Ruangkritya, Courtesy of the artist