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NEWS / EXHIBITION - 2017.5.23

仏師・運慶の傑作が集結!過去最大の展覧会が東博で開催

平安時代から鎌倉時代にかけて活躍した仏師・運慶の傑作が集まる過去最大の展覧会が、今年9月から東京国立博物館で開催される。

国宝 八大童子立像のうち制多伽童子 運慶作 鎌倉時代・建久8年(1197)頃 和歌山・金剛峯寺蔵 写真=高野山霊宝館

 平安時代から鎌倉時代にかけて、まるで生きているかのような写実性にあふれる像を制作し活躍した仏師・運慶(生年不詳〜1223)。源平の戦いを経て大きな変革が起こった動乱の時代に、奈良の興福寺や東大寺の復興に尽力するとともに、貴族のみならず新興勢力である東国武士からも依頼を受け多くの作品を制作した。

 今回、運慶と縁の深い興福寺の中金堂が約300年ぶりに再建されるのを記念して展覧会が企画され、同寺が所蔵する作品だけでなく、日本各地に分散した運慶の仏像が結集する過去最大の展覧会が実現することとなった。

国宝 毘沙門天立像 運慶作 鎌倉時代・文治2年(1186) 静岡・願成就院蔵 写真=六田知弘

 本展では、運慶自身の初期から晩年までの作品を通覧するとともに、父・康慶、息子・湛慶、康弁ら親子三代の作品を加え、運慶の作風の誕生と継承という視点から展示を構成する。

 また、近年行われたX線CT調査によって得られた像内納入品の映像など、最先端の調査研究による新たな知見も紹介。さらに、多くの作品は、普段寺院では見ることのできない後ろ姿を含め、360度全方位から見ることができる。新たな運慶の魅力を発見できる展覧会となりそうだ。

information

興福寺中金堂再建記念特別展「運慶」

会期:2017年9月26日〜11月26日
会場:東京国立博物館 平成館
住所:東京都台東区上野公園13-9
電話番号:03-5777-8600
開館時間:9:30〜17:00(入館は閉館の30分前まで)
※金曜・土曜および11月2日は21:00まで開館
休館日:月(10月9日は開館)
料金:一般 1600円 / 大学生 1200円 / 高校生 900円 / 中学生以下無料

event

興福寺と運慶 ー特に北円堂の諸像をめぐってー
日時:2017年10月1日 13:30〜15:00
講師:多川俊映(法相宗大本山興福寺貫首)
 
運慶展 最新調査報告
日時:2017年10月28日 13:30~15:00
講師:浅見龍介(東京国立博物館企画課長)
 
会場:東京国立博物館 平成館大講堂
定員:380名(当日11:30より大講堂前にて指定席券配布。1人2枚まで。定員に達し次第終了)
聴講料:無料(ただし本展覧会の観覧券が必要。使用済の半券でも可。その場合は別途入館料が必要)
 

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