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NEWS / EXHIBITION - 2018.1.4

志賀理江子の新作も展示。「ビルディング・ロマンス」展で身近にある「物語」や「ロマン」を見つけ出す

豊田市美術館で「ビルディング・ロマンス|現代譚を紡ぐ」展が開催される。本展には、飴屋法水、スーザン・ヒラー、悪魔のしるし、志賀理江子、アピチャッポン・ウィーラセタクンが参加。会期は2018年1月20日〜4月8日。

志賀理江子 タイトル未定 2017

 19世紀ヨーロッパに興った、主人公が色々な体験をとおして内面的に成長する過程を描いた「成長譚(ビルドゥングス・ロマン)」。本展タイトルに用いられる「ビルディング・ロマンス」は、人間の生と結びついたこの小説ジャンルをもとにした造語だ。

飴屋法水 参考写真 2017

 「ビルディング・ロマンス|現代譚(ばなし)を紡ぐ」展は、20世紀以降の美術から切り離された「物語」や「ロマン」を、再び現在の表現のなかに見出すことを試みる展覧会。ここでの「ロマン」とは、国家や民族といったものではなく、家族や恋人、土地など、身近なものとの関わりのなかにあるものを指す。

スーザン・ヒラー Lost and Found 2017 © Susan Hiller Courtesy Lisson Gallery.

 本展に参加するのは、アピチャッポン・ウィーラセタクン、飴屋法水、志賀理江子のほか、パフォーマンスや建築など多様な分野で活動する「悪魔のしるし」、文化人類学者としての活動歴を持ち、その後コンセプチュアルな作品を展開しているスーザン・ヒラーの5名。

危口統之と悪魔のしるし 搬入プロジェクト#9 バーゼル/スイス(テアターフェスティバル・バーゼル) 2012 Photo by Simon Baur

 会場では、志賀の新作を含む約6点を展示。独自の世界を構築する作家たちは、訪れた人に、見えにくくなった人間性や地域の物語を示してくれるだろう。

アピチャッポン・ウィーラセタクン ブンミおじさんへの手紙 2009 © Apichatpong Weerasethakul Courtesy of Kick the Machine and SCAI THE BATHHOUSE

information

ビルディング・ロマンス|現代譚(ばなし)を紡ぐ

会期:2018年1月20日〜4月8日
会場:豊田市美術館
住所:愛知県豊田市小坂本町8丁目5番地1
電話番号:0565-34-6610
開館時間:10:00〜17:30(入館は閉館の30分前まで)
料金:一般 1000円 / 大高生 800円 / 中学生以下 無料
休館日:月(2月12日は開館)

event

パフォーマンス
悪魔のしるし「搬入プロジェクト#22 豊田市美術館」
ある空間に入らなそうでギリギリ入る巨大な物体を設計・制作し、それを文字通り「搬入」するパフォーマンス作品。
日時:1月20日 14:00〜
場所:庭園から企画展示室
参加費:無料(要当日の観覧券)
 
トーク
志賀理江子「愛知県に産まれ育ち、私が知らなかった沢山のこと」
日時:1月21日 14:00〜
場所:美術館講堂
定員:160名(先着順、無料)
 
パフォーマンス
悪魔のしるし×タートルアイランド「百人斬り」
フェイクの日本刀を手に百人を斬り続けるパフォーマンス。豊田のパンクバンド・タートルアイランドのライブも。
日時:3月18日 14:00〜
場所:美術館講堂
定員:160名(先着順、無料)
「百人斬り」パフォーマンスエキストラ募集
募集人数:100名(先着順)
申込締切:3月11日
※詳細は公式サイトhttp://www.museum.toyota.aichi.jp/program/を確認
 
対談
飴屋法水(演出家、劇作家、美術家)×山下澄人(小説家、劇作家、演出家)
日時:4月8日 14:00〜16:00
場所:美術館講堂
定員:160名(先着順、無料)
 
学芸員によるギャラリートーク
日時:1月28日、2月25日、3月24日 各日14:00〜15:00
 

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