週刊「世界のアートマーケット」:草間彌生が医師に贈った作品の競売結果から約13億ドルで終えたオークションハウスの春季セールまで

5月8日〜14日に世界の主要メディアで取り上げられた、アートマーケットに関するニュースをまとめてお届けする。

廣瀬輝夫と草間彌生 Courtesy of Bonhams

草間彌生が友人に贈った最初期作品11点が1520万ドルで落札

 草間彌生が生涯の友人であり、2019年に逝去した医師・廣瀬輝夫に贈った11点の最初期作品が5月12日にオークションハウス「ボナムズ」で合計約1523万ドルで落札され、事前の予想落札価格880万ドルのほぼ2倍となった。鮮やかな色を組み合わせた初期作品《Untitled》は460万ドルで、草間の代表的なモチーフである「無限の網」を用いた《Mississippi River》と《Hudson River》は合計760万ドルで落札。また、8点のドローイングは6万〜8万ドルの予想落札価格に対し、それぞれ30万〜50万ドルという予想を大きく上回る価格で落札された。(ARTnews