伝統と革新が融合するとき|名和晃平インタビュー
《Throne》を作り上げた名和晃平。自作に込めた思い、アーティストとしての活動のこれまでとこれから、そしてアートマーケットについて語った。
2018年、パリ・ルーヴル美術館内のガラスのピラミッドに現れた、10メートルを超す名和晃平の大作《Throne》。金色に輝くその姿は、訪れる多くの人々の注目を集めた。名和がリサーチした各地の山車や神輿の歴史が落とし込まれ、3Dモデルによる造形と京都の職人の手仕事を組み合わせてつくられている。
この黄金の《Throne》のエディションとなる作品《Throne(g/p_pyramid)》を、今回のサイトのオープンにあわせて特別に用意しました。さらに、2011年の個展で発表されたシリーズ最初の《Throne》をベースとした《Throne(p/g_boy)》と《Throne(SiC/p_boy)》も販売いたします。
1975年大阪府出身。京都市立芸術大学大学院美術研究科彫刻専攻修了。Pixel(画素)とCell(細胞・器)を組み合わせた独自の「PixCell」の概念を基軸に、発泡ポリウレタン、ビーズ、シリコーンオイルといった多彩な素材が持つ特性と最先端の技術をかけ合わせた彫刻制作、空間表現を行う。これまで、鹿の剥製などをビーズで覆った「BEADS」シリーズ、人体の3Dスキャンに様々なエフェクトを施すことで制作した彫刻作品シリーズ「Trans」シリーズ、「情報・物質・エネルギー」をテーマに、仮想の3次元空間の中で造形を行った、高さ13mにおよぶアルミニウム製の巨大彫刻《Manifold》(2013)などを手がけてきた。主な個展に「名和晃平 - シンセシス」(東京都現代美術館、2011)、「名和晃平 - SCULPTURE GARDEN」(鹿児島県霧島アートの森、2013)など。これまで参加してきた主な展覧会に、あいちトリエンナーレ2013、「Reborn-Art Festival 2017」(宮城県)。第14回アジアン・アート・ビエンナーレ・バングラデシュ2010最優秀賞。第36回(平成29年度)京都府文化賞功労賞受賞。
ルーヴル美術館で展示された大型作品《Throne》と同型の、最新の3D技術を使用し制作されたエディション作品。パリに同行し作業を行ったのと同じ職人の手で金箔が貼られた。
高さ1552mm 幅726mm 奥行495mm
2011年の東京都現代美術館での個展「SYNTHESIS」にて発表された彫刻をもとにした作品。表面はプラチナ箔に覆われており、中央の玉座には金色の子供が座っている。
高さ800mm 幅237mm 奥行き382mm
個展「SYNTHESIS」にて発表された彫刻をもとにした作品。名和晃平が過去にも創作で使用してきた炭化ケイ素の粒子で覆われており、玉座には銀色の子供が座る。
高さ800mm 幅237mm 奥行382mm
《Throne》を作り上げた名和晃平。自作に込めた思い、アーティストとしての活動のこれまでとこれから、そしてアートマーケットについて語った。
京都の仏具職人による下地塗装と金箔貼りを施されて製作される《Throne》。その製作の現場に携わる職人の技と、そこに込められた思いを取材した。
作品集『METAMORPHOSIS』のコレクターズエディション。名和晃平《VIA-WALL》の形状を3Dプリンタで出力し、表面にヴェルベットのような絨毛を付着させたマルチプルが付属。
作品集『METAMORPHOSIS』に名和晃平《TRANS PROJECT IN COLLABORATION WITH T.O.P》の形状を3Dプリンタで出力し、表面にヴェルベットのような絨毛を付着させたマルチプルが付属。
作品集『METAMORPHOSIS』のコレクターズエディション。名和晃平《Polygon-Double-Yana》の形状を3Dプリンタで出力し、表面にヴェルベットのような絨毛を付着させたマルチプルが付属。
作品集『METAMORPHOSIS』のコレクターズエディション。名和晃平《Throne》の形状を3Dプリンタで出力し、表面にヴェルベットのような絨毛を付着させたマルチプルが付属。
作品集『METAMORPHOSIS』のコレクターズエディション。名和晃平《Fu-Rai》のRaiの形状を3Dプリンタで出力し、表面にヴェルベットのような絨毛を付着させたマルチプルが付属。
作品集『METAMORPHOSIS』のコレクターズエディション。名和晃平《Fu-Rai》のFuの形状を3Dプリンタで出力し、表面にヴェルベットのような絨毛を付着させたマルチプルが付属。
作品集『METAMORPHOSIS』のコレクターズエディション。名和晃平《Ether》の形状を3Dプリンタで出力し、表面にヴェルベットのような絨毛を付着させたマルチプルが付属。