| アーティスト | 清川あさみ |
|---|---|
| 発行 | カルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社 |
| 仕様 | A4変型／上製本／オールカラー／120ページ＋清川あさみインタビューシート（挟み込み） |
※作品・版画・Tシャツとのセット販売。書籍単体での販売はございません。
※本作品集は一般書店での販売はございません。
写真：Munetaka Tokuyama
3種のスペシャルな限定作品集発売
アーティスト活動20周年を迎えた清川あさみが個展「TOKYO MONSTER, reloaded」を銀座 蔦屋書店 GINZA ATRIUMにて12月11日（土）より開催。 90年代のファッション誌のストリートスナップをモチーフとして、東京を彷徨う若者のコンプレックスや虚栄心の表れを「モンスター」になぞらえて表現した作品シリーズ「TOKYO MONSTER」の続編となる「TOKYO MONSTER(2020-)」の新作の写真や刺繍などを用いた作品を発表。また、雑誌「STREET」の表紙（1980年代から2020年代）に刺繍を施したTOKYO MONSTER COVERSも展示します。 今回の個展開催に合わせて、本サイトにて3種のスペシャルな限定作品集『TOKYO MONSTER, reloaded』の予約販売を開始します。
作家活動20周年の節目の年に遭遇したコロナ禍。2021年は清川にとって、原点を見つめ直す年となりました。 東京を彷徨う若者たちの心模様を描き出した「TOKYO MONSTER」シリーズ（2014）。そのセルフカバー版ともいえる「TOKYO MONSTER(2020-)」を中心に、日本の神話を題材に描いた「あめつちのうた」など、計5シリーズの作品を収録しています。
スペシャルな３つの限定作品集
＜予約期間｜2021年12月11日（土）11:00～26日（日）23:59＞
本作品集は完全予約受注生産となっており、3種類のスペシャルな内容でお届けします。 清川の原画を元に、世界に誇る技術を持つ京都・西陣の老舗「細尾」と共作した西陣織が付属するもの、「TOKYO MONSTER(2020-)」の版画作品が付属するもの、「WIND AND SEA」とコラボレーションしたロングTシャツが付属するものと多彩でスペシャルなラインナップです。
西陣織で制作した唯一無二のオリジナルアートテキスタイル作品
1688年に創業した西陣織の老舗「細尾」との共同開発作品。清川あさみの絵画を起点とし、様々なシルクの糸や銀箔を、複雑な織物構造の中に織り込むことで、唯一無二のオリジナルのアートテキスタイルを制作しました。裏面の糸にも清川自身が手を施し細部にまでこだわった特別な作品となっています。
※西陣織作品は2016年の個展「ITOTOITO」で展示した大型作品から今回の作品集用に4点の単独作品を制作。一点ずつ額装いたします。
12/11 AM11:00販売開始
※数量限定の作品はプレセールスの状況により12月11日の公開時にすでに販売が終了している場合があります。
西陣織作品＋作品集セット
西陣織作品名
「Mrs. danger」
「And yet it moves」
「Welcome to my world」
「I hope for peace」
※西陣織1点に作品集1点が付属
※すべて額装あり
※先着順。各1点全4種。
| 価格 | 1,100,000円（税込） |
|---|---|
| 作品サイズ | 1,165×788mm |
| 額装サイズ | 1,194.5×817.5mm |
| 素材 | 西陣織 |
| お届け | 2月下旬予定 |
写真(イメージ)と印刷インク(物質)の異質なレイヤーを一つの画面に統合した版画作品
30年以上に渡り数多くのアーティストと協業してきた版画工房「ノマルエディション/Nomart edition」との共同作品。通常の印刷にはない金や銀、透明を選び、写真(イメージ)と印刷インク(物質)の異質なレイヤーを一つの画面に統合する新たな試みで制作されました。
12/11 AM11:00販売開始
※数量限定の作品はプレセールスの状況により12月11日の公開時にすでに販売が終了している場合があります。
エディション版画作品＋作品集セット
版画作品名
「Who am I ?」
「I am still in shadow」
※版画各1点に作品集1点が付属
※EDナンバー入・直筆サイン入
※EDナンバーは選べません。
※すべて額装あり
| 価格 | 110,000円（税込） |
|---|---|
| ED数 | 2種 各ED.50 |
| 作品サイズ | 450×320mm |
| 額装サイズ | 625×487mm |
| 素材 | インクジェットプリント＋特色シルク印刷 |
| お届け | 2月下旬予定 |
人気アパレルブランドWIND AND SEAと清川あさみがコラボした限定Tシャツ
作品のタイトルである「MONSTER」を作品の上に大きく配置し、清川あさみの作品が最も引き立つデザインで制作。また、人気のSEAロゴを作品の邪魔をしないように、絶妙な位置・大きさに調整して配置しました。バックは、WIND AND SEAでも人気のある三角SEAロゴの中に作品を配置し、作品をプリントの柄として表現することで、「アート作品」を「普段着る服・ファッション」へと昇華させました。Tシャツカラーは、作品に色が多く使われているので、ベーシックな白と黒の2色展開となります。
＜WIND AND SEA＞
スタイリスト、カメラマン、ディレクターと幅広い分野で活動する熊谷 隆志氏が2018年にスタートしたファッションブランド。
12/11 AM11:00販売開始
コラボレーションロングTシャツ ＋ 作品集セット
| 価格 | 21,780円（税込） |
|---|---|
| カラー・サイズ | 白（Sサイズ）黒（XLサイズ） |
| 素材 | コットン100％ |
| お届け | 2月下旬予定 |
※専用ボックスに作品集1点と同梱。
※期間中の完全受注生産・予約販売。
数に限りはありません。
90年代のファッション誌のストリートスナップをモチーフとして、東京を彷徨う若者のコンプレックスや虚栄心の表れを「モンスター」になぞらえて2014年に発表された作品シリーズ「TOKYO MONSTER」の続編となる「TOKYO MONSTER(2020-)」の新作を発表。
| 会期 | 2021年12月11日（土） ～12月25日（土） |
|---|---|
| 時間 | 11:00-20:00 |
| 会場 | 銀座 蔦屋書店 GINZA ATRIUM （イベントスペース） |
| 入場 | 無料 |
| 主催 | 銀座 蔦屋書店 |
| 協力 | ASAMI Inc. |
| お問い合わせ | 03-3575-7755（営業時間内） info.ginza@ccc.co.jp |
日本の90年代のファッション誌で紹介された奇抜な格好をした東京・原宿の若者たち。その心のなかに潜む願望や虚栄心の表れを「モンスター」になぞらえて表現した「TOKYO MONSTER シリーズ」。
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写真に刺繍をしてモチーフの姿や服装を誇張したり、顔や身体の一部をオブジェあるいは装飾化して覆い、それが一体誰なのかわからなくすることで、私たちの誰もがモンスターになりえることを示唆する。
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TOKYO MONSTER(2020-)では、2020年以降の誌面やSNSからピックアップしたストリートスナップ、そして撮影した写真を元にして、モチーフのイメージを変容させ、写真の上に張った糸の色をネガポジ反転するなど、画面に視覚的な効果を取り入れて構成する。
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2020年には世界全体がコロナ禍に陥り、社会情勢や人々の価値観が大きく変化した。目に見えない不安を抱える人々がファッションの力を借り、新しい自分を手に入れようとする様子を、それぞれが持つ人生のストーリーを想像しながら作品化したい。
清川あさみ
写真：Munetaka Tokuyama
清川あさみ
1979年、兵庫県・淡路島生まれ。東京を拠点に活動。
服飾を学ぶと共に雑誌の読者モデルをしていた2000年代より “ファッションと自己表現の可能性” をテーマに創作活動を行う。雑誌やSNSなど、人々が日々関わる情報メディアやシステムが拡張する社会で、個人のアイデンティティを形成する ”内面” と ”外面” の関係やそこに生じる心理的な矛盾やギャップなどを主題とする。
偶然「糸」が写真の上に重ねて置かれたのを見たことから着想し、モデルとなる人物を撮影して、その写真に直接刺繍するという独自の手法をはじめる。「糸」と写真のほかに、雑誌や本、布やキャンバスなど、ミクストメディアによる多様なビジュアル表現を展開する。
代表作として「美女採集」 「Complex」「TOKYO MONSTER」などがあり、人がそれぞれ持つ人生のストーリーや、心の状態と社会状況の関係を作品化してきた。
水戸芸術館（2011年）、金津創作の森美術館（2015年）、東京・表参道ヒルズ（2012年、2018年）にて個展・展覧会を多数開催。アートディレクターとして広告のビジュアルやグラフィックデザインに携わると共に、空間デザインやCM映像のディレクターとしても活躍中。
また絵本作家としての活動も続けており、作家・谷川俊太郎氏と共作した絵本『かみさまはいるいない?』は児童書の世界大会の日本代表にも選ばれている。
2020年より淡路島の地方創生事業に芸術文化をメインとして関わる。
受賞歴
「ベストデビュタント賞」(2004年)、VOCA展入賞(2010年)、「VOGUE JAPAN Women of the Year」(2012年)、ASIAGRAPHアワード「創(つむぎ)賞」(2013年)。