EXHIBITIONS

型破りの絵師 歌川国芳 没後160年記念展

2021.09.18 - 10.17, 2021.10.23 - 11.21

歌川国芳 讃岐院眷属をして為朝をすくふ図 1851(嘉永4) 公益社団法人 川崎・砂子の里資料館蔵 前期展示

歌川国芳 通俗水滸伝豪傑百八人之一個玉麒麟廬俊義 1828〜29(文政11~12)頃 公益社団法人 川崎・砂子の里資料館蔵 前期展示

歌川国芳 相馬の古内裏 1843〜46(天保14~弘化3) 公益社団法人 川崎・砂子の里資料蔵 後期展示

歌川国芳 人かたまつて人になる 1846〜48(弘化3~嘉永1) 公益社団法人 川崎・砂子の里資料館蔵 後期展示

 川崎浮世絵ギャラリーで「型破りの絵師 歌川国芳 没後160年記念展」が開催されている。

 武将の姿や合戦の様子を描いた武者絵の第一人者として知られている浮世絵師・歌川国芳(1797〜1861)。躍動感みなぎる身体描写、大胆な構図、縦横な筆致など、エネルギーにあふれる作品を次々と発表し、江戸の人々の心をつかんだ。

 また国芳は、洋風画法を取り入れた風景画、風刺のきいた戯画、凛々しい役者絵、小粋な美人画など幅広いジャンルにおいても多彩な才能を発揮。斬新で機知に富んだ画風は同時代のほかの浮世絵師とは一線を画し、現代でも多くの人々を魅了し続けている。

 本展では国芳の没後160年を記念して、型破りな表現を2期にわたって紹介する。出品作は、《讃岐院眷属をして為朝をすくふ図》や《通俗水滸伝豪傑百八人之一個玉麒麟廬俊義》(前期展示)、《相馬の古内裏》(後期展示)など。