EXHIBITIONS

宮本和子

2020.06.20 -

宮本和子 Musical Wall Piece for Ryo Watanabe's Livingroom  1979 © Kazuko Miyamoto Courtesy of Take Ninagawa, Tokyo Photo by Kei Okano

 ミニマリズムを日本的視点から考察する作品で知られるアーティスト・宮本和子の個展が開催される。

 宮本は1942年東京生まれ。64年現代美術研究所(東京)を卒業後に渡米。以降、ニューヨークを拠点に活動している。

 68年にへスター・ストリートにスタジオを構え、ソル・ルウィットやアドリエン・パイパーら同ビルに居住していた作家たちと交流。ルウィットのアシスタントとして多くの作品のプロダクションに携わったほか、72年には、20名の女性作家により設立された非営利スペース「A.I.R. Gallery」に加わる。

 本展では、1979年に制作された《Musical Wall Piece for Ryo Watanabe's Livingroom》のほか、70年代に構想されていたストリング・コンストラクチャーを初披露する予定。