ピカソの挑戦～かたちの変貌～

　ピカソ館は、20世紀を代表するスペインの芸術家パブロ・ピカソの作品を専門に紹介するため、1984年に開館。以来、陶芸作品を中心とした319点のピカソ・コレクションを順次公開してきた。

　同館は今年7月に改装を終え、内装を一新。自然豊かな箱根に合うように内装の床、壁、天井をすべて変え、またよりピカソを身近に鑑賞できる展示空間となるよう、作品保護ケースには高透過ガラスを使用するなどの工夫がなされている。

　リニューアル後初の展覧会は「ピカソの挑戦～かたちの変貌～」をテーマに、絵画、陶芸、彫刻など様々な素材や手法で「かたち」に挑んだピカソの創作活動を、生涯に残した言葉とともに紹介する。

　第1室は大型作品や油彩画、ジェマイユ専用エリア、ピカソの紹介映像、記録写真で構成。第2室にセラミック、第3室には年代順で絵画の小品、金銀オブジェが展示される。（2021年3月に会期終了予定）