EXHIBITIONS

アルヴァ・アアルト もうひとつの自然

名古屋市美術館|12.08 - 02.03

アルヴァ・アアルト ニューヨーク万国博覧会フィンランド館 1939 Finnish pavilion, World’s Fair, New York, 1939

アルヴァ・アアルト フィンランディア・ホール 1962-71 ヘルシンキ(フィンランド) © Alvar Aalto Museum photo: Rune Snellman

アルヴァ・アアルト ペンダント・ランプ A331 ビーハイヴ(ハチの巣) 1953 © Vitra Design Museum Photo by Andreas Jung

アルヴァ・アアルト ティー・トロリー 900 1937 © Vitra Design Museum Photo by Jürgen Hans

 木やレンガなどの素材を生かし、周囲の自然環境と調和する建築で知られるアルヴァ・アアルト。代表作《パイミオのサナトリウム》では患者に配慮し、アアルトが生涯大事にした「人に優しい建築」という考え方を体現した。また、友人夫妻のために設計した《マイレア邸》は、邸宅周囲の松の森と建物内部の連続性を意識し、手すりや柱に至るまで自然の素材を多用した有機的な建物として完成させた。

 また、ドアの取っ手から家具、照明器具、ガラス器など、人が生活を過ごす空間の隅々までディテールにこだわり、デザイナーとしての手腕も発揮したアアルト。レストラン・サヴォイのためにデザインした《サヴォイ・ベース》は、フィンランドの湖の曲線をイメージさせるもので、現在においても親しまれるロングセラーとなっている。

 本展は、日本で20年ぶりとなるアアルトの包括的な回顧展。オリジナル図面、家具、照明器具、ガラス器、建築模型など約300点を展示し、自然の美しさ、人間の温もりを大切にしたアアルトの建築とデザインを紹介する。