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泉太郎

Taro Izumi

 1976年奈良県出身。多摩美術大学美術学部絵画学科卒業、同大学院美術研究科修士課程修了。映像、パフォーマンス、ドローイング、絵画、彫刻など、あらゆるメディアを交錯させたインスタレーションを主な表現手法とする。《キュロス洞》では、テレビ番組の映像に合わせて画面にドローイングを施していく、一見、無意味とも思える行為を映像に収めることで、日常に潜む不条理な体験を描き出し、常識に疑問を投げかける。

 「映像と実世界などを“こねる”」というコンセプトに基づいた個展「こねる」(神奈川県民ホールギャラリー、2010)や、会場全体をすごろくの盤上へと変容させた「クジラのはらわた袋に隠れろ、ネズミ」(アサヒ・アートスクエア、東京、2010)など、空間を生かした大規模なインスタレーションも特徴のひとつ。

 その他の主な個展に「パン」(パレ・ド・トーキョー、パリ、2017)。これまで参加した主な展覧会に「夏への扉-マイクロポップの時代」(水戸芸術館、2007)、「アウト・オブ・ダウト展─来るべき風景のために(六本木クロッシング2013)」(森美術館、東京、2013)など。