2020.9.4

伊勢に滞在して創作してみませんか? 伊勢市が文化・芸術分野のプロクリエイターを募集

伊勢神宮で広く知られる三重県伊勢市。同市が、現地に滞在して創作を行う文化・芸術分野のプロクリエイターを募集している。

伊勢神宮・内宮 写真提供=神宮司庁
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 伊勢神宮が鎮座する街として広く知られる三重県伊勢市。この地に滞在し、創作活動できる機会を、伊勢市が提供する。

 「クリエイターズ・ワーケーション」と題されたこの事業は、プロのクリエイターを対象として、今年11月2日~3月15日の期間(年末年始を除く)の希望する時期に、市内宿泊施設で最短6泊~最長13泊の滞在をしながら、創作活動ができるというもの。

音無山からの風景(二見旅館街)
河崎の町並み

 対象となるのは、国内在住の文化・芸術分野のプロのクリエイター(個人またはグループ)で、分野はアート、デザイン、小説など幅広い。プロの定義は、「文化・芸術の領域で、表現上の創造性の発揮を本質とする制作・発表活動によって対価を得ることで、継続的に生計を維持している人」だ。

朝熊山から眺める伊勢

 参加者には宿泊料の全額が補助されるほか、滞在支援金としてひとりあたり5万円を支給。クリエイター側に求められるのは、伊勢の歴史・文化・まち・人・風景などから創作へのインスピレーションを得てもらうことと、滞在記の提出および、それを伊勢市のウェブサイトで公開するのを許可することだ。作品の提出や創作の進捗報告は求めないというのも大きな特徴となっている。

 募集人数は50名。審査を経て、参加者が決定する。新型コロナウイルスの影響で活動がままならない現在、クリエイターはこのような機会を是非活用してほしい。

外宮参道
二見の夫婦岩