ジョージ・ルーカスが10億ドル(約1129億円)を投じてオープンさせる「ルーカス博物館」は、これまでルーカスが蒐集してきた、ドガやルノワールなどの美術作品を展示するだけでなく、『スター・ウォーズ』シリーズなどの関連資料、ホックニーやウォーホルを含む、デジタルで制作された作品も「デジタル・アート」として展示。
同館についてルーカスは、「ハイ・アートとポピュラー・アートがバリアフリーにつながる博物館」としており、館名に「ナラティブ」(物語)を冠するとおり、あらゆる「ストーリーを持つもの」を収集・展示していくという。また、映画にも力を入れており、過去の名作から現在の作品までを毎日上映する予定だとしている。
建物は中国出身の建築家、マ・ヤンソン(MAD Architects)によるデザインで、有機的な曲線が特徴。ギャラリー面積は8300〜9290平方メートルで、建設費用はルーカスが負担するため、税金は投入されないという。