収蔵品展　戸田家臣団―松本藩最後の武士団―

　松本市立博物館で、令和6年度企画展「収蔵品展　戸田家臣団―松本藩最後の武士団―」が開催されている。

　2023年10月に移転した松本市立博物館が建つ松本城三の丸は、かつて松本藩主に仕えた武士たちが暮らした「武家地」にあたる。江戸時代、松本藩の陰には国や藩主を支える家臣たちが存在した。同館は、最も長く松本藩主をつとめた大名・戸田家のほか、その家臣たちに由来する資料を多く収蔵している。

　本展では、同館収蔵資料を中心に、松本藩主・戸田家に仕えた個性的な家臣たちが「家臣団」としてひとつにまとまり、主君とともに激動の時代を生きた姿を紹介。150年以上にわたって松本藩を支え続けた戸田家臣団の軌跡とともに、同館自慢の資料を公開する館移転後初の収蔵品展となっている。